1930年代、アールデコ期に作られたテーブルランプです。
ガラスシェイドはDaum製、ベース部分をP.ESCAFFREが担当しています。


・スラっとしていて塔がそびえ立った感じ。立ち姿がたいへん美しい作品です。ドームのガラスシェイドとベースのロートアイアンとが絶妙に合わせられ、見事なハーモニーを奏でています。
・ドームの濃厚なガラスの質感。マグマを連想させる様な”灯”は熱く燃える感じです。
・最も注目すべきはP.ESCAFFREのシンプルでありながらスラっと美しいベースです。4〜9mmもの厚みあるロートアイアンが使われ、細いフォルムでありながらどっしり重く”存在感”ありありです。

（日本では好みが割れるところですが、パリ・ニューヨークでは断然評価の高いモダン・デザインのアイアンワークです。野暮ったさのない垢ぬけた”アートな作風”を好むようです。）


上質なアールデコの世界を味わう事が出来る作品です。
”美しいアールデコ”が作り出す”空気感”は、人の感性を垢ぬけさせます。価値のある存在です。



年代：アンティーク
素材：ヴィトリフィカシォン、ロート・アイアン
サイズ：W23cm×D23cm×H36cm
備考：Daum&P.Escaffre（ドーム製）

※注記、ガラスシェイドの底部分に引っ掻いた様な傷があります。