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  • ブログ2024/7/1 今だ悩み中です。(墓じまい)


先月、
京都の北部にある丹後まで

車で3時間程かけて
墓参りに行ってきました。

3年ぶりのお墓、

雑草がぼうぼうに生え
五畳ほどの敷地が
荒れに荒れていました。


”どうせ壊すなら
何もしないで、、、”

なんて考えも
一瞬脳裏を過りましたが、

”これが最後”
ご先祖さんを前に
全力で挑むのでした。


ガチガチに張った雑草の根
めちゃ硬い!

上下左右にゆすぶっても
なかなか引き抜けません。

昔なら何てことなかった事も

手の力が弱くなったのか
途中で葉っぱを切ってしまい

根っこまで取り除くのに
大変難儀しました。


最後の方には
手に力が入らなくなる始末。

如何にかミッションは
こなせたものの

手が震えお線香に火を着けるの
上手く出来ませんでした。。。


きれいになった墓のある高台から
峰山の町を見渡しながら

祖父が川で釣ってきた
大きな天然のアユを食べて
美味しかった事。

マムシの唐揚げを
怖々口にした時の事。

特大オニヤンマに噛まれて
痛い目に合った事など

思い出せば切りがありません。


江戸時代から
代々引き継がれてきた墓も
ここで終わりです。

次の世代以降の
手間にならない様にと
母親の意向です。


寺にあった樹齢150年以上の
大きく育った木も

倒れる危険性があるとの事で
切り倒されていました。

玄関先に飾られた”切り株”は

美しく力強く年輪が刻まれ
圧倒するオーラを放っていました。


お墓は無くなるけれど
”切り株の如くありたい”

そんな気持ちで
寺を後にするのでした。